精神科医が語る日本の奇妙なところ

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日本人の特徴

日本人は、思いやりと甘えの精神が特徴的です。これは、国家運営のあり方にも表れており、長らく君主制封建制が続きました。また、忖度文化も強く、上司の気持ちを推し量って先回りして行動することが求められます。さらに、恥をかくことを極端に嫌い、世間体や他人の目を気にする傾向があります。これらの特徴は、日本人の独特な文化や歴史を反映しており、精神科医の目から見ると奇妙に映ることもあるようです。

思いやりと甘えの精神

日本人は思いやりと甘えの精神が強く、それが社会のあり方にも影響を与えています。例えば、国家運営のあり方も長らく君主制というか封建制が続きましたし、なんかね、思いやりと甘えの関係によってその成立しているという感じはしますね。だから中国とかもアジアのカルチャーっていうのがそもそもそうだと言われたそうなんですけども、なんかね、君主関係というかそういう互いの愛情関係によって成立するんだというような思いがあるようです。

忖度が強い

忖度は、上司の気持ちを推し量って、悪いことをしたり、気を利かせたりすることです。日本では、忖度が強く、上司が部下に対して悪いことをしろと指示を出さなくても、部下が上司の気持ちを推し量って悪いことをしてしまいます。これは、日本特有の文化であり、海外ではあまり見られません。忖度が強いと、上司の悪いことを部下が隠蔽したり、部下が上司の機嫌を損ねないように行動したりして、組織の風通しが悪くなります。また、忖度が強いと、部下が上司に意見を言いづらくなり、上司の悪いことを指摘できなくなります。これは、組織の健全な運営を妨げ、組織の成長を阻害します。

過労死や切腹など、恨みを晴らすために命を絶つことが少なくない

過労死や切腹は、日本において恨みを晴らすために命を絶つ行為として少なくありません。これは、日本特有の文化や価値観が影響していると考えられます。日本人は、恥をかくことを極端に嫌い、世間体や他人の目を気にする傾向が強い民族です。そのため、上司や会社に過剰に忖度したり、無理をしてでも仕事をやり遂げようとしたりします。その結果、過労死に至ってしまうケースが少なくありません。また、切腹は、武士の文化の名残として、今でも日本に残る風習です。切腹は、自分の命を絶つことで、恨みを晴らしたり、名誉を回復したりする行為とされています。しかし、切腹は、決して美化されるべき行為ではありません。過労死も切腹も、どちらも悲劇であり、決して許されるべきではありません。

萌えや推し活など、子供的なものを美化して楽しむ傾向がある

萌えや推し活など、子供的なものを美化して楽しむ傾向は、日本特有の文化です。これは、日本の文化が、甘えと思いやりを重視する傾向にあるためです。甘えとは、他人に頼ったり、甘えたりすることです。思いやりとは、他人の気持ちを理解し、思いやることです。この甘えと思いやりの精神は、日本の文化の根底にあり、さまざまな形で表れています。例えば、日本では、年上の人を敬うことが重視されます。これは、年上の人には、甘えたり、思いやったりするべきだという考えに基づいています。また、日本では、集団主義が重視されます。これは、個人よりも集団を大切にするという考えに基づいています。この集団主義は、甘えと思いやりの精神を育む土壌となっています。萌えや推し活など、子供的なものを美化して楽しむ傾向は、甘えと思いやりの精神が強い日本の文化の中で生まれたものです。

出る杭は打たれるという考え方が強く、目立つことを嫌う傾向がある

日本では、出る杭は打たれるという考え方が強く、目立つことを嫌う傾向があります。これは、日本人の同調圧力が強く、目立つと周りから批判されたり、仲間外れにされたりするのを恐れるためです。また、日本人は恥の文化を持っており、目立つことで恥をかきたくないという意識も働いています。このため、日本人は目立つことを避け、集団の中に溶け込もうとする傾向があります。