第二夜振り返り雑談からメンタルヘルス大全打ち合わせまで

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第二夜振り返り雑談からメンタルヘルス大全打ち合わせまで

第二夜振り返り雑談からメンタルヘルス大全打ち合わせまで

お久しぶりです。早稲田メンタルクリニック院長の樺沢紫苑です。今回は雑談からメンタルヘルス大全の打ち合わせまでをお伝えします。

まず、前回生配信した感想を踏まえつつ、マインドフルネスの大切さを再確認しました。感情的になったら座禅を組んで落ち着きましょう。私はプロのカウンセラーではありませんが、自分の経験からそうお伝えしています。

また、某YouTuberの夫婦の話題についても触れました。感情的になると大変ですよね。子供にも悪影響を与える可能性があります。外来でも、感情的になりすぎて困っている患者さんを見ることがあります。そういう時は、マインドフルネスが役立ちます。

では、私の雑談にお付き合いいただきありがとうございました。メンタルヘルス大全の打ち合わせも進めていますので、続報をお待ちください。

マインドフルネスの重要性

マインドフルネス

マインドフルネスとは、今この瞬間に注意を向け、判断せずにありのままを受け入れる練習のことです。感情的になったり、雑念に悩まされたりする時に、マインドフルネスを行うことで、冷静さを取り戻すことができます。

マインドフルネスは、座禅や瞑想などの簡単な練習から始めることができます。また、日常生活の中で、食事やお風呂など、何かに集中して行うことで、マインドフルネスを養うことができます。

マインドフルネスを習慣化することで、ストレスや不安に対処しやすくなり、心の健康を維持することができます。また、感情的な反応をコントロールし、より良い人間関係を築くことにも役立ちます。

感情のコントロール

座禅

マインドフルネスの「座禅を組む」という習慣化は感情のコントロールに有効です。感情的になった時、座禅を組んで冷静になることで、落ち着きを取り戻しやすくなります。また、感情に流されずに物事を客観的に捉えることもできます。感情のコントロールが難しいと感じる方は、ぜひ座禅を習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。

感情的にならずに冷静になる方法

感情的にならずに冷静になる方法はマインドフルネスです。座禅を組んで心を落ち着かせ、冷静な判断を心がけることで感情に流されるのを防げます。ただし、素を見せることも大切ですが、感情的になったり、雑になったりしないように注意しましょう。また、SNSなどで感情のままに発信しないように気をつけましょう。感情的になるときは、一旦深呼吸して、マインドフルネスを実践してみてください。

マインドフルネスの習慣化

瞑想

マインドフルネスを習慣化することのメリットを、昨日のメンタルクリニックの打ち合わせでの生放送で話したわ。マインドフルネスとは、今この瞬間に集中して、思考や感情を観察すること。迷った時や感情的になった時に座禅を組んでマインドフルネスを実践すれば、落ち着きやすくなるのよ。奥さんもマインドフルネスの重要性を言っていたわ。普段はサービスしているつもりでも、素を見せたり感情的になるとありがた迷惑になってしまうことがあるみたい。マインドフルネスを習慣化することで、感情的にならず、雑にならないようにするのね。

素を見せることの難しさ

人と人のコミュニケーション

素を見せることの難しさ

素を見せるというのは大事なことだと思います。相手との関係性を深めるためにも必要不可欠でしょう。しかし、感情的になりすぎてはいけない。また、相手を傷つけてはいけない。

素を見せるといっても、ある程度の配慮が必要です。相手がどう受け取るかを考えて、言葉を選んだり、行動する必要があります。相手が不快に思わないように、気を遣うことも必要です。

素を見せるというのは、実はとても難しいことなのです。

感情を解放することの危険性

感情を解放する危険性

感情を解放することは、自分の内面をさらけ出すようなものです。自分の弱さや傷つきやすさをさらすことで、周囲の人を傷つけたり、自分の評判を損なったりする可能性があります。また、感情を解放することで、自分の感情を制御できなくなり、衝動的行動をしたり、人間関係を損なったりすることもあります。たとえ自分の身近な人であっても、感情を解放する際には注意が必要です。自分の感情をコントロールし、適切な方法で表現することが大切です。

メディアリテラシーの重要性

メディアリテラシー

メディアリテラシーは、どのプラットフォームであっても、情報を解釈し、評価する能力を意味します。フェイクニュースや誤解を招くコンテンツが蔓延する現代では、このスキルがより重要になっています。メディアを批判的に理解することで、バイアスを特定し、信頼できる情報源を識別し、情報に基づいた意思決定を下すことができます。メディアリテラシーは、メンタルヘルスにも不可欠で、正確な情報が提供され、誤った情報によって脆弱な人々が傷つかないようにします。

メンタルヘルスと社会

メンタルヘルス

メンタルヘルスとは、私たちの思考、感情、行動に影響を与えるものです。社会は、私たちのメンタルヘルスに大きな影響を与える可能性があります。たとえば、ストレスの多い職場や家庭環境は、メンタルヘルス問題のリスクを高める可能性があります。一方、社会的支援や対人関係は、メンタルヘルスを改善するのに役立ちます。したがって、私たちのメンタルヘルスと社会の間には密接な関連性があり、両者は互いに影響を与えていることを理解することが重要です。メンタルヘルスの問題を抱えている場合は、専門家の助けを求めることが重要です。メンタルヘルスに関するサポートを提供するリソースは数多くあり、あなたは一人ではありません。助けを求めることは、メンタルヘルスを管理し、より健康で充実した生活を送るための重要な一歩です。

精神科の役割

精神科

精神科の役割は、メンタルヘルスの診断・治療・予防にあります。精神科は医学の一分野であり、精神疾患や心の病を扱う専門家です。精神科医は、精神疾患の兆候や症状を特定し、適切な治療法を決定し、予防策を講じます。治療法としては、投薬、心理療法、その他の介入手段などがあります。精神科は、個人や家族の生活の質の向上に役立ちます。

メンタルヘルス情報を発信する際の注意点

メンタルヘルス情報を発信する際には、事実を正確に伝えることが大切ですが、伝え方にも注意が必要です。センセーショナルな表現や偏った情報は、読者に誤解を与えたり、適切な治療を妨げたりする可能性があります。また、個人情報やプライバシーに配慮し、誰かを傷つけたり、社会的スティグマを助長したりしないようにする必要があります。

脳科学と人間の理解

brain science

そんな話を裏でしていました。裏でしていたというか、ほとんど僕の1人で考えていただけですが…。

脳科学を取り入れると、人間をより多角的に捉えることができます。動物の集団としての社会をとらえなおすことで、脳科学と人間の理解をつなぐことができます。

医師は解剖に携わっているので、人間を動物的側面から理解するのに長けています。これにより、精神医学者よりも動物的側面を重視しない傾向があります。

精神医学者は文系的であるため、人間を動物的な側面から捉えるのが苦手かもしれません。これにより、論理的なアプローチに偏りがちになる可能性があります。

そのため、脳科学、動物行動学、精神医学を統合することで、人間をより包括的に理解することができます。これにより、メンタルヘルスケアを改善し、より効果的な治療法の開発につながる可能性があります。

心理士と医師の視点の違い

医師と心理士

心理士と医師の視点の違いは、医師の方が解剖学的な知識が豊富なため、人間の動物的な側面をより深く理解している傾向にあります。一方、心理士はより文系的なアプローチを取りがちで、動物的な人間の側面を理解するのに苦労することがあります。この違いにより、医師の方がメンタルヘルスの問題の医学的な側面に焦点を当て、心理士の方が治療のより心理的な側面に焦点を当てる傾向があります。

利益相反の開示

医学書籍

医学界では、近頃利益相反の開示が求められています。発表時に特定企業から50万円以上の利益を得ている場合は明記する必要があります。各講演へのギャラについては明記できませんが、芸能人並みに高額ではないようです。50万円以下であれば利益相反には該当しません。

講演会のギャラ相場

講演会

少し雑談に戻りますが、講演会のギャラ相場は一般的には50万円以下だと言われています。しかし、それはスライドを作成する必要がない場合の話。スライドを含めると、50万円を超える可能性があります。芸能人のような高額な金額ではほとんどないでしょうが。コロナの影響で、講演会のギャラはさらに低くなっているかもしれません。

メディア関係者とのやり取り

こんにちは。早稲田メンタルクリニック院長の◯◯です。

今回は10月19日にライブ配信した「メンタルの対応法」についての雑談を振り返ります。

今回のテーマはマインドフルネス。感情的になったら座禅を組んで冷静になることを習慣化すれば、すぐに落ち着きやすくなります。

また、メディア関係者とのやり取りの中でも、メンタルヘルスを巡る問題について話し合いました。医療従事者としては、メディアにも精神科の知見を発信し、メディアリテラシーの向上を図る必要があると考えています。

事実を伝えることはメディアの使命ですが、伝え方によっては命を落としてしまう人もいることを忘れてはいけません。文系的な思考にとらわれず、脳科学や動物の行動から人間を捉え直す視点も重要です。

医師は解剖学を学んでいるため、動物的な人間性の理解が優れていると感じます。

今後もこうした視点からメンタルヘルスについて発信していきます。

メディアリテラシーの普及

批判的思考

メディアリテラシーの向上は、健全な社会を築くために不可欠です。誰もが事実とフィクション、信頼できる情報源とそうでない情報源を明確に区別できるように、メディアリテラシーを普及させる必要があります。メディアは、情報を提供するだけでなく、感情を呼び起こし、行動を促す力を持っています。そのため、メディアリテラシーの向上は、批判的な思考力を養い、偏りのある情報や誤った情報から身を守るのに役立ちます。メディアリテラシーを向上させるには、教育、訓練、意識向上が必要です。誰もがメディアリテラシーを身につけることで、より情報に基づいた意思決定を行い、自分自身と社会を守る準備が整います。