親の言葉の呪縛から解放されるには？～「親の意見はただの意見」と気づくまで～
「はい、こんばんは、みなさん、初めましての方は初めまして。〇〇メンタルクリニック院長の増田です。はい、これは撮り溜め様の動画でございます。あの、いうてもないか、必要ないですけど、はい。 親子の場合、何か母が困ったことがあると、『ちょっと、まるまるじゃん！マルマルジャン！ライン何？』と、子どもの頃から言われ続け、『すべて私が悪い。私のせいだ』という気持ちにさせられてきました。例えば、『ちょっと、だめじゃん！何なん？ちゃうかな？ちょっと、マルバツ忘れちゃったじゃんね。ちゃんなどです』と、かな。私には全く関係ないことで、こう言われます。 実際、関係あるのか？こう言われると常に怯えていることに今日気づきました。で、っていう感じですが、なんかモヤモヤ深いです。以来だもあります。言語化しきれません。ということでございます。」
ある患者さんから、こんなお悩み相談を受けました。
幼い頃から親に言われ続けた言葉。それは、まるで呪いの言葉のように、大人になった今でも心の奥底に影を落とすことがあります。
親の言葉の影響力
親の影響力は、大人になっても残り続けます。 それは時に、私たちを励まし、支えてくれることもあれば、反対に、心の奥底に深い傷を残すこともあります。
親の意見は、あくまで個人の意見だったんだと客観視し、理解していく必要があります。 しかし、それは一朝一夕にできるほど簡単なことではありません。
親の意見と客観視
「親の意見は、あくまで個人の意見だった」
この事実に気づくことは、私たちが親の呪縛から解放されるための第一歩です。
森田療法、認知行動療法、精神分析、精神療法など、様々な治療法がありますが、どの治療法においても、まず「親の意見と自分は切り離して考える」という客観視は共通して重要な要素と言えるでしょう。
親は、あくまで「たまたま自分の親だった」というだけで、私たちと同じように喜び、悩み、傷つく、一人の人間に過ぎません。
もちろん、全く同じではありません。違う世代を生きてきた、違う個性を持った、一個人なのです。
親の意見を受け入れるということ
頭では「親の意見はただの意見」だと理解していても、感情的に受け入れることは難しいものです。
それは、まるで、長年信じてきたものが崩れ去るような、大きな喪失感を伴うからです。
それでも、私たちは、親の意見と向き合い、受け入れていく必要があります。
なぜなら、それが、私たちが自分自身の人生を歩むために、どうしても必要なプロセスだからです。
親の言葉の呪縛から解放されるために
親の言葉の呪縛から解放されるためには、まず、自分自身の気持ちを認め、受け入れることが大切です。
そして、「親は完璧な存在ではない」ということを理解し、親の言葉と適切な距離を置くように心がけましょう。
親の言葉に傷ついたときは、一人で抱え込まず、信頼できる人に相談したり、カウンセリングを受けることも有効です。
自分自身と向き合い、親との関係を見つめ直すことで、私たちは、親の言葉の呪縛から解放され、より自由で豊かな人生を歩むことができるはずです。
